印旛沼サイクリングロード~一般道を利用して周回する~

印幡沼サイクリングロードとは千葉県にある印旛沼の西端、八千代市の阿宗橋から利根川沿いの印旛郡栄町にある富士見橋まで続く総距離27.3kmのサイクリングロード。
しかし実際に整備されているのは栄町の酒直水門までの21㎞。
この21㎞の区間は印旛沼沿いに走り、車道越えは何度かあるが車道自体はほぼ走る必要がなく静かな印旛沼と田園を見ながらのサイクリングを快適に楽しめるナイスコースとなっている。

こんにちは、かるがもです。

今回、私は印旛沼自転車道を利用して自転車で周回してきたのでそのようすを紹介したいと思う。
楽しい楽しい自転車活動を広めてゆきたい。

 はじめに

今回…今回といってもこれはもうさる一月の話なのだが(ライブ感を失ってしまってすまない。一月はいく、二月はにげる、三月はさるというが月日がたつのは本当に早い。)
私は印旛沼自転車道の未整備区間を除く阿宗橋から酒直水門までを走り、そこから安食の町を抜けて利根川サイクリングロードで西へと走る。そして木下から利根川を離れて南へ向かい、起点の阿宗橋に戻るという計画という計画を立てた。

 印旛沼自転車道(阿宗橋~双子公園)

まずは阿宗橋から双子公園までの12.2㎞をゆく。
この区間は西印旛沼の西端から東端まで南岸をなぞるように走るコースとなっている。

印旛沼自転車道のスタート地点、八千代市保品の阿宗橋脇。

走り出すとしばらくは枯草と青い空が続く。

船戸大橋の脇にある舟戸かっぱ公園。
この船戸大橋は交通量の多い車道越えなので十分に注意して渡ってほしい。かるがも隊長からのおねがいだ。
このかっぱ公園だが、見る限り机とベンチがあるくらいでほかには素人作りのようなかっぱらしき像が何体かあるくらいで公園と呼ぶには少し変な感じがする。もしかしたら河童が整備した公園なのかもしれない。そんな気がする
車が何台か止められそうなので、車で来た場合はこの公園に駐車してもいいだろう。

さらにしばらく走ると風車が見えてきた。佐倉ふるさと広場だ。
この佐倉ふるさと広場は自転車道の飯野休憩所となっている。
売店やトイレ、レンタサイクル店などもあって自転車乗りの姿も多い。
車も停めることもできるので、ここを拠点にしてサイクリングする人も多いのかもしれない。

自転車道は飯野休憩所のところで左折して沼を渡る。渡ったところでまたすぐに左折して、やはり沼沿いを走ってゆく。
ここまではサイクリンガー、ランナー、サンパーなどいろいろな人が歩いていたが、この先は少なくなってくる。つまり自転車を走らせやすくなるということだ。

この付近では金メダルジョギングロードと重なっていて裕子コースと尚子コースが設定されている。
くわしくはわからないがたぶん有森裕子と高橋尚子のことだろう。
そんな名選手たちが練習コースにしていたわりには意外とランニングしている人は少ないが、その人がほとんどいないというところが走りやすくてよかったようす。(これはかるがもの想像)

工事中。土手の上がサイクリングロードになるのだろうか。

双子公園にたどりついた。ここは自転車道の山田休憩所となっている。

駐車場、トイレなどもある。昔はすぐ近くにコンビニもあったのだがどうも閉めてしまったようす。今はどうなっているのかよくわからない。
むむ、丘の上にあずまやがあるぞ。これは後で調査しなくてはなるまい。

トイレ。水は飲用不可と書いてある。

ちなみにこのトイレの裏に一部千葉県民の間で話題になったバンクシーのようなさるの絵がある。

印旛沼自転車道案内図。ここ双子公園はおよそ12㎞地点。
開通しているのは21㎞地点の酒直水門まで。その先は一体どうなっているのか。それはこの目で確かめねばならない。

山頂のあずまやからの景色。自転車道は先に見える双子橋を渡ってゆくこととなる。
このあずまやへの布陣だが、敵が攻めてきた場合には逆落としで一気に打ち破ることができるので上策に思えるが、水場は山のふもとにあるので水源を奪われた場合にはいったいどうしたらいいのかよくわからない。あずまや専門家の意見をうかがいたいところ。

 印旛沼自転車道(双子公園~酒直水門)

双子公園で西印旛沼は終わり、この先は印旛捷水路(いんばしょうすいろ)沿いに北上し北印旛沼へと向かう。

双子橋を渡り川を登ってゆく。


ちょっとした渓谷風の風景がしばらく続く。

上を走るのは日本一料金が高い電車と言われる北総線。ここ近くには樹齢300年を超えるというヤマザクラ、吉高の大桜があるので時期が合えば寄ってみてもよいと思うが、今は有名になってしまったのかやたらに人が多いので大変かもしれない。

2017年4月17日の吉高の大桜のようす。

さらにしばらくゆくとメタルアートミュージアムと書かれている建物が見えてくる。
ここのことはずっと気になっていたのだが、調べてみると2014年末で休館してしまったようす。

この県道を越えると北印旛沼。一見地味な道路だが成田と印西を結ぶ道で交通量が多いのでここは用心して渡ってほしい。

北印旛沼沿いをゆく。印旛沼の向こうに山が見えるのだがわかるだろうか。
調べたわけではないがたぶん筑波山。このあたりに山など筑波山くらいしかない。

酒直水門が見えてきた。サイクリングロードとしてはここで終わり。ほんの少し車道を走って酒直水門となる。

 安食を抜けて利根川サイクリングロードを走る(酒直水門~木下)

さて、印旛沼自転車道の整備区間はここ酒直水門で終わりこの先は後半戦へと入るわけだが、ここから利根川を目指す場合、自転車道の未整備区間としては川の西側となっており、砂利道が少し続くがそちらを行ったほうが本来はいいだろう。
しかし今回は酒直水門を渡り、川の東側から安食の町を抜けてゆくこととした。


橋の工事中。軽く迂回する。


ここの橋は渡らずに川沿いをゆく。


踏切を渡って安食の町を抜ける。安食は古い町なので道は狭く、あまり快適な走行はできない。

新年ということもあり神社に寄ってゆくこととした。安食交差点のすぐ近くにある大鷲神社という神社だ。

拝殿。探してみたのだがどうもこの大鷲神社には狛犬はいないようす。

本殿は拝殿の奥にある。たまに拝殿を本殿だと思っている人がいる。


これが本殿。


日本武尊お手植えの松があった。この松、ヤマトタケルが植えたということは2000年近く前に植えられたはずだが、それにしては小さすぎる気がする。ここは少し日当たりが悪いのかもしれない。

印旛水門が見えてきた。あの向こうはもう利根川だ。

利根川。この先はるか海まで続く。


利根川の向こうには筑波山が見える。すぐ近くに思えるな。今日はちょっとあの山まで行ってみようかという気にさせられる。


利根川サイクリングロードは本当に人がいない。まるで貸切ったかのよう。


海から71㎞。


木下のあたりでサイクリングロードを離れて南下する。
このバイク屋のところで道路を渡りたいのだが、この獣道を自転車を持って降りるのは少し怖い。
利根川の南岸に沿って走る道路は国道356号で交通量はかなり多いのだ。滑り落ちるようなことがあったらひかれてしまう。


少し先へゆくと降りられるようになっていたので降りてUターンした。
しばらく車道を走ったがとても怖かった。あまり自転車が走るようにはできていないようす。

 車道を走り南下(木下~阿宗橋)

ここから先はサイクリングロードを離れて一般道を走り印旛沼自転車道の起点へと戻る。

住宅地を抜け、踏切を渡る。この踏切を越えてゆくとやがて突き当たるので右に曲がる。


観覧車が見えてきた。北総線沿いを走る国道464号線だ。


ずっとゆくと県道4号線に突き当たるのでここを左折。
この一般道コースで曲がるところは二か所のみ。非常にわかりやすい。
ここは現在T字路となっている。直進する道も作られているのだが、今はまだ開通していない。そのうち交差点になるのだろう。
ここから県道4号線を1㎞弱走らなければならないのだが、ここは非常に危険。歩道などはなく交通量のわりに細い車道を走らなければならない。県道4号線は印西と国道16号を結ぶ大動脈、いや大動脈というほどではないな。動脈くらいか。とにかくこの道を走るときは気をつけてほしい。

しばらく走ると川がある。ここまでくれば安心だ。

川を渡り、サイクリングロードを走る。赤い橋が見えてきたぞ。

スタート地点の阿宗橋へと還ってきた。

 まとめ

今日は出発が少し遅かったので夕暮れとなってしまったが、天気は雲一つないといえるくらいの快晴で空気も澄み渡り遠くまでよく見え、快適なサイクリングとなった。
総距離48.6km。総時間およそ3時間30分。

おわり

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