ホーチミンの街を巡る(ベトナム2日目)

4時頃に目が覚める。昨日寝たのは9時前くらいだったから7時間くらい寝ることができた。同室の人らが夜中に帰ってきてガタガタザワザワガタガタザワザワうるさかったが、ドミトリーとはこういうもんだから仕方ないのだろうと思った。

おはようございます。かるがもです。
6時半頃にホステルを出て少し歩く。ミニストップに寄って焼きそばのようなものとサンドイッチ、パッションジュースを買って戻った。

焼きそばが29,000ドン、サンドイッチが18,000ドン。だいたい145円と90円くらい。飲み物が10,000ドンで50円くらい。
1ベトナムドンが0.0046円くらい。つまり100円が21,739ドン。だいたい100円が20,000ドンと考えると換算が楽。
もしくはベトナムドンの下二桁の0ふたつ取って2で割ると日本円でだいたいいくらかの見当がつく。
ソファーで寝ていた従業員らしき人が起きたようなので今夜も泊まれるかと尋ねると、ものすごくめんどくさそうな顔でフルだと吐き捨てられたが、ホステルとはこういうもんだから仕方ないのだろうと思った。
まあいいかと荷物をまとめて7時20分頃にホステルを出てツアー会社へ向かうこととした。

鶏は普通にそこらの道端にいる。猫くらいの感覚。逆に猫はほぼ見ない。

まだ7時過ぎなのにもう仕事を始めている。ベトナム大工の朝は早い。

待ち合わせ場所には7時40分に到着。そして無事にガイドと合流して8時に出発することとなった。
長くなるのでメコン川で探検のようすは別の記事としてまとめた。

メコンデルタに潜む密造工場に潜入せよ!
午前8時、無事にガイドと合流することに成功した。今回の探検を共にする精鋭メンバーとともに小型バスに乗り込んだ。 我々を乗せたバスはホーチミン郊外に向かって走ってゆく。 これから我々が向かうのはホーチミンから南東に...

メコン川探索を無事に終えた我々は寺院に向かった。

日本では見ない寝仏。タイにもあるのは知っている。ストリートファイター2のサガットステージで見た。

日本の寺とは違って、ものすごく派手というか豪華というかなようす。フランス風味が入ってるんだろうか。

この仏像はすっごくどこかで見たような顔をしているんだよなあ。たぶんよくいる顔。

魚はたぶんごみ箱。ベトナムは日本と違ってちゃんとごみ箱がある。日本は本当にごみをなげる場所がない。ごみの受け入れをずっと押しつけられていたコンビニもゴミ箱を店内に置くようになり客以外はなげにくいようにしてしまった。

お寺の入り口。
同じお寺といっても本当に日本とはまるで違う。

無事にホーチミンに帰ってきた。
それぞれのホテルを回ってお客を下ろしていったのだが、最後の乗客が下りたホテルで私も下ろしてもらった。私に滞在ホテルなどない。ツアー会社になんか戻っても仕方ないからな。
このツアーは日本語ツアーで41米ドルだったがガイドの人もいい感じでなかなかよかったというのはいっておこう。

サイゴン川のほとり。時刻は午後4時半。
宿を探すのもまだ早いし、少し歩いて回ることにした。

この銅像はtran hung daoという将軍で元寇を三度防いだ英雄らしい。
道理でずいぶんデカいおっさんだと思ったぜ。

これはサイゴンオペラハウス。

オペラハウスの向かいでは何やら工事中だった。
日本の工務店がビルかなんかを建てるのかもしれない。

角度を変えてもう1枚。

開けたところに出たと思ったら目の前にしゃれた教会が立っていた。

教会の右手には観光客が集まっている建物があった。
サイゴン中央郵便局だ。

よし、中に入ってみよう。

この建物は19世紀末のフランス統治時代に建てられたもので、どうやら今でも普通に郵便局として使われているようだが、部屋の中央の島はみやげ物売り場となっていて観光施設としても両立させているようすだった。
一番奥にはホーチミンの肖像画。ベトナム人はホーチミンが大好き。

エッフェル塔のエッフェルが鉄骨を設計したとか。なんだかパリの匂いがするな。行ったことないけど。

これはこの辺りの地図。当時の地図なのかな。

サイゴン大聖堂。
よくわからないがたぶん「改修中だから参観停止だからね。また来てくれよな!謝謝」というようなことが書いてある。

この教会もフランス時代のもの。

これはロータリー交差点。たぶん5つくらいの道路が接続されている。大量のバイク車が常にあちこちから走っていて、これで事故もなくうまいこといっているのはすごいと思うが、歩行者としては全然渡るスキがなくて困る。まあこの街はほとんどすべての道路でそうなんだが、このロータリーは越えなきゃならない急流が多すぎる。
バイクに乗っている人たちがポンチョを着ているが、これは少し雨が降り出すとみんなバイクを停めていっせいに着始める。本当にいっせいに着始めるからおもしろい。

COOPMARTがあった。入らなかったが日本の生協と関係あるのだろうか。

おなかがすいてきたが慣れない異国でどこでご飯を食べていいかよくわからない。結局バーガーキングに入った。メニューを指さして「イーティング、ヒア」というだけでわかってくれて一安心。
これで119,000ドン。600円くらい。あれ?ベトナムにしてはずいぶん高いな。
ハンバーガーを食べながら今夜どうするか考えたが、もうホーチミンの街を歩くのは本当に疲れた。大聖堂と郵便局も見たしもういいだろう。次の町へゆくことを決めた。

ということでさっそくメコン川ツアーのツアー会社へいって次の町までのバスの予約をした。
ここは日本人常駐のツアー会社なのだがここにいる女がかなり感じが悪くて、どこの町にいつ着いていつ発つかの予定を帰国日まで全部組めばバスのチケット出せますけど?とかわけのわからないことを言い出してすごく不快だった。久しぶりに不快な人間を見た。こういう人はたまーにいる。外国に関わると勘違いしてしまうんだろうか。日本の山とかでも外国人の男と一緒に日本の女がいることがあるが、そういう時に男の方がフレンドリーに声をかけてきても私はごくあっさりやり過ごすことにしている。それは横で日本女があからさまにものすごく嫌そうな顔をしているから。
結局、男の店員が出てきたら普通に話が通じて次の町ニャチャンまでのバスのチケットが買えたが本当にわけわからん。
今回ベトナムに行って思ったが、海外では日本語をしゃべる奴は相手にするなというのは本当のような気がする。海外に行くなら絶対に英語を勉強するべき。
ちなみにバス代はだいたい1,500円くらいだった。

バスの時間は9時半。まだ6時半なので3時間ほど夜のホーチミンをぷらぷらすることになる。

小さなスーパーのような店に入ったら、ドバイ人だと名乗る日本語が流ちょうでえらくフレンドリーな男に握手を求められた。
ハネムーンだとかこのあいだまでトウキョウにいたとか言っていたがそのうちに日本の金を見せてくれとか言い出した。
悪いけど日本の金は持ってなしといっても納得しない。ウエストバッグ突ついたりお腹を突ついてきたりしてここにあるだろ?ここにあるだろ?としつこい。ここに自分の財布を置いてあるから安心だろ?私ドバイ人だよ?などといってくる。ドバイ?うさんくさい。どこの馬の国だよっていう。日本人に信頼されたければアメリカ人か台湾人設定にしておけ。
だいたいハネムーンで妻と二人で来たとかいってるけどお前さっき変な中東人何人かと一緒にいただろう。そして振り向くとその変な中東人が後ろをチョロチョロしているという。
さすがに少し怒って追い払ってしまった。
しかしまずこんなのを相手にした時点でダメだった。
だいたい日本で考えたら突然見知らぬ人間が握手求めてきたら、なんだこいつはと警戒するし、金見せてくれなんて言い出したら即座に全力で追い払う。どうやら少し平和ボケしていたようだ。海外の洗礼を受けて目が覚めた。

この辺りは観光客がすごい。たしかブイビエン通りだったかな。人は多いがバイクはほとんど入ってこないので多少安心して歩ける。

しかし本当にホーチミンはどこに行っても人だらけでさすがの私も疲れる。もしこの街に人嫌いの人間がきたら爆発してしまうかもしれない。

交差点に白バイが立っていたが、このバイクの洪水のいったい何を監視しているのかはよくわからない。ただ道路のようすを見に来たのか?

HONDAの高級カブC125があった。このバイクは私もほしいと思っているバイク。誰か買ってくれないものか。

私が乗るのはHanh Cafeという会社のバスなのだが9時ごろに行ってみるとバスが停まっていた。
だがバスに荷物を積み込んでいる従業員にチケットを見せて聞いてみると、ここじゃない!邪魔だ!みたいなことしか言わない。
かなりとまどったがどうやら実は事務所はここより少し手前でここはただの荷物積み込み所かなんかだったようす。
事務所に行ってみると普通ににこやかな応対だった。日本ツアー会社とは違ってちゃんと普通に親切な雰囲気。

時間になると無事にバスが来た。これがベトナムのスリーピングバスか。靴を脱いで乗り込むと水が一本づつ配られた。
イスではなく2段のベッドのようになっていて寝転んで乗るシステム。平均的な身長の私だと少し足がつまる感じ。165cmくらいであれば何の問題もないと思った。
なぜだかわからないが赤と青の派手な照明。写真に撮ると紫になって少し怪しくなってしまうが実際は赤と青に光っているだけでもう少し普通の感じ。
しかしホーチミンは人も街も来る前に想像していた東南アジアの都市のイメージそのまんまの雑多な街だった。
次の町ニャチャンはいったいどんなところなのか。到着まではおよそ9時間。寝てゆこうか。

おわり

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