変な夢を見た話

最近、不可解な夢を見たのでとりあえず書き留めてみました。そのうちに削除するかもしれません。

夢の中で私はなぜか長野県にいた。趣味はフライフィッシング。(現実では釣りは一度もやったことがない。)
その日、私は夜勤明けに普段釣りをしている地元よりずっと南下して県境方面まで行ってみることにした。

朝から別の川で釣っていたがイマイチだったので、10時頃見切りを付けて国道153号線を南下し、平谷村方面へゆくこととした。すると道の右側の歩道を荷物満載の小さな自転車が走っているのが目に留まる。ローギアでシャカシャカと必死に漕いでいるが、やはり坂がきついのかあまり進んでいない。自転車旅行の中学生だろうか。
黄緑色のウェアを右に左に揺らしながら登り坂でヘトヘトの様子。
うむ、私も昔は中学生のころには自転車で旅をした。リュックサックに10㎏以上の荷物を詰め込んでシティサイクルで房総半島を回ったこともあった。

とりあえず自転車の近くまで行ってスローダウン、ちらっと自転車少年を見ると、むむ、少年ではなくおっさんか?首にタオルを巻いている。
顔はうつむいていてよく見えなかったが、首に巻いていたタオルに見覚えがあるような気がした。

おっさんでもいい、男は旅をする生き物だ。がんばってほしい。心からそう思った。

少し先にちょうど桜がきれいに咲いている駐車帯があったので、私はそこで愛車リコプテラ号を停めて桜の写真でも撮ることとした。

むむ、あの首に巻いたタオル。黄緑の上着。あれはまさか。

なぜ気づかなかったんだ。あれは私が尊敬するイブマサ隊長!

こんなところで遭遇するなんて奇跡か!イブマサ隊長は3,000人の隊員を擁する探検隊を率いる本物の大隊長だ!

綺麗な桜並木があってわざわざ車を停めて見ている人もいるなかで、イブマサ隊長は桜などには目もくれずアスファルトを凝視して一心不乱に自転車をこぎ続ける。さすが隊長だ。
東北を歩いて縦断した時も、アメリカを歩いて縦断した時もそうだった。

ロケーションになど惑わされることなく歩くと決めたらただひたすら歩く。それがイブマサ隊長なのだ。凡人のように景色がきれいだなあなどとフラフラしながら歩くようなことはない。

スルーハイク失敗したら、はいそれまでよ!なのだ。

甲府の駅前駐輪場を見てみたい。

そんな本当にどうでもいいことをふと思いたったら自転車でフラッと何百キロも走って駐輪場までただ行って帰ってきてしまうのがイブマサ隊長だ。

そして撮ってきた駐輪場の写真をブログにアップする。
無意味に思えるがそれを楽しみにしているファンがいっぱいいる存在なのだ。

ここを隊長が走っているということは、秘密基地に帰って来たのかもしれないな。
そういえばツイッターで何日も自転車を漕いでいるというつぶやきを見たところだった。まさか遭遇するなんて思ってもみなかった。

カメラを構えてじっと待ち、現れた瞬間を捉えた。クールな表情で自転車をこぐイブマサ隊長。かっこいい。
本当は声をかけたいところだが、隊長は行動中に声をかけられるのを嫌うので我慢することとした。
さて、そろそろ私は私の道をゆくとしようか。

道の駅で休憩していると再び隊長に遭遇した。なんて日だ!
トイレの前でヘルメットを脱いだ隊長。赤いバンダナをしている。
これまでに隊長の頭部を見た者はいないと聞く。さすがにガードが堅い。

隊長がトイレに行っている隙に伝説のイブマサ号を撮影。こんな機会は二度とない。
フレームサイズが小さいな。さすが隊長。軽量化重視か。

イブマサ号。
まさにこの目で見られるなどとは思ってもみなかった。

隊長は5リットルくらい入りそうな水筒にトイレで水を汲み、さらに自転車に装着している二つの水筒にも水を満タンにしていた。
隊長はトレーニングのためにあえて必要以上の水をペットボトルに詰めて歩くと聞くがこれがその伝説のトレーニングなのか。
自転車で走っている時も、道の駅でうろうろしている時も遠くから見ても何か「異質」なオーラを放っている。とても声などかけられるものではない。さすがイブマサ隊長、常人にはない何かを持っている。

再び漕ぎ出す直前に、ふと思い出したようにトイレの建物を写真撮影していた。
このトイレの何が隊長の心を捉えたのかはよくわからないが、きっとこのトイレの画像も後日ブログにアップされるのだろう。心からそう思った。

道の駅のすみに歩いていく隊長。いったい何があるのか。

「山の神の栃の木」という巨木が横たわっていた。
隊長は抜根にこだわりがあり、これまでにいくつもの木の根を抜いてきた。
この巨木とも何か通じ合うものがあったのかもしれない。

木の傍らに座り込む隊長。きっと木と語り合っているのだろう。

去り際にチラッとみると、おおっ!これがあのマルチャンタイムか!
イブマサ隊長がインスタントラーメンを作って食べようとしているところが見られるなんて!

うう?なんだあの二人は。隊長のファンか?隊長は他人に声をかけられることは好まないぞ!

どうも道の駅のスタッフに注意をされているようす。煮炊きをしているのがまずかったようす。
隊長は頭を小さく上下に振って、謝罪しているようす。

スタッフが戻った後、一気にマルチャンをかきこみ、残ったスープはアスファルト脇にぶちまけていた。ワイルドだろう?

再び旅立つ隊長。

「ちっくしょー!俺のマルチャンタイムを邪魔しやがって!」

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とまあこんな夢だったのだが、本当に変な夢だった。

おわり

青1=イブマサ隊長との遭遇地点
赤2=道の駅「信州平谷」
青1より赤2方向へ向かったようす

コメント

  1. ヤマセミ より:

    こんばんは。
    お久しぶりです。いつもブログ、楽しく読んでいます。
    イブマサ隊長に偶然遭遇するなんて凄いですね!
    乗っていた、愛車リコプテラ号が起こした奇跡なのでしょうか。

    ところで、このところコメント欄で怪しい人たちが絡んできてますね、、、
    実はわたしの兄がIT絡みの案件が得意な弁護士をやってるんです。もしお困りのことがあったらいつでもひと声かけてください。
    迅速に必要な措置を取ってくれますので^ ^

    • karugamo より:

      ヤマセミさん、こんばんは。
      お気遣いありがとうございます。とても心強いです。その際にはよろしくお願いします。ありがとうございます!

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