激闘のモッチョム岳

フェリーはいびすかすは7:00頃に無事に屋久島北東部にある宮之浦港に入港し、私は7:10頃に下船をした。

おはようございます。かるがもです。

今日の目的は、屋久島の南西に位置するモッチョム岳。
屋久島といえばの縄文杉と九州最高峰の宮之浦岳だがこの時間からだと日帰りするには多少無理がある。
島の外周を時計回りに走り、千尋の滝という滝へ向かう。そこにモッチョム岳への登山口がある。
ちなみに千尋の滝はせんぴろのたきと読む。・・・本当だからな!

お、神社があるな。屋久島大社か。そこまで急いでいるわけではない。少し寄ってお参りしていこうか。

いったい何をしでかしたのか子狛犬が親狛犬に踏まれているようす。
子狛犬は完全に白目をむいてしまっている。
子狛犬「私は親の愛情を知らずに育った!私は親の愛情を知らずに育った!」
親狛犬「これがうちのやり方だ!」
わんぱくでもいい、たくましく育ってほしい。

道端に目を引くどらえもん像があった。
左の穴からくぐると未来へ、右の穴からくぐると過去へ。
私は過去を振り返らない。当然左からくぐった・・・といいたいところだが、そう思い通りになってたまるか!
時が未来へ進むと誰が決めたんだ!
そうして私は右の穴からくぐって少し過去へとやってきたのだった。

千尋の滝展望台のあるげじべえの里についたのは9時過ぎだった。
車でゆっくりきても1時間もかからないはずだが、空港を見たり海岸に出たりと寄り道をしていたらずいぶん遅くなってしまった。
どらえもんのところで少し過去に戻ったせいもあるかもしれないな。

山々の向こうにチラッと顔をのぞかせているのがこれからゆくモッチョム岳だ。
モッチョム岳は屋久島へ来た者がその山容を見て急遽登りたくなるような山ということだが、そんなようすは私の画像からはよくわからなくて申し訳ない。

さて、これがモッチョム岳の地図。
高さは940mだが大変過酷らしい。水場は三か所ほど。ここに限らず屋久島の山は沢が多くあり、水場は豊富だ。
だがひとたび雨が降ればその沢が牙をむくこととなるのでそのあたりは用心が必要だ。

登山口の前を通り過ぎて少しゆくと千尋の滝展望台がある。巨大な一枚岩の花崗岩が圧巻だ。
巨大な一枚岩の斜面でまるで人工のようにも見える。

10:20登り始める。だいぶ開始が遅くなったが天気予報によるとしばらく好天のようだし夏で日も長く、いけると判断した。
下山が遅れた場合を考えてヘッドライトは必ず持つ。この好機を逃すのは惜しい。登れる時に登っておく。
さあ、激闘のはじまりだ!

少しゆくと沢があらわれた。ここが第一の水場となる。なんていうこともない沢だがロープが張られている。
雨降りの後では増水してロープがなければ危険な沢となるということだろう。
雨が降っていた場合は帰りに増水して渡渉に危険を伴うということも考えなければならない。

まずは万代杉を目指す。
バンダイ?バカヤロウ!こんなところに来てまでゲームのことなんか考えてるんじゃない!

開始からずっと過酷な樹林帯の登りが続く。
モッチョム岳は私に休ませるつもりなどない。

ようやく標高500m。
といっても別に0mから登ってきたわけではない。確か登山口が270mだったかな。

やっと少し緩くなったかと思ったがほんの一瞬のことだった。
ここからすぐにまた急登が始まる。

沢だ。第二の水場。ということはもうすぐ万代杉だな!

標高600m。

トレッキングポールを持ってきたがまったく不要だった。手と足を使ってよじ登ると・・・。

万代杉があらわれた!

推定樹齢3,000年、周囲8.6m。万代杉はものすごい存在感で私の前にそびえ立っている。

再び歩き始める。標高700m。

モッチョム岳は赤リボンがとても細かく結ばれている。ほとんどの場所で目の届く場所に必ずリボンがある。
樹林帯な上に踏み跡も明確ではないのでおそらく迷いやすい。
赤リボンが見当たらなくなって後ろを振り向いて見回しても見えなかったらその時はすでに道を外れている可能性が高い。
そうならないように気をつけてゆく。

露出した木の根の上を歩いてゆく。

目の前がクラクラする。
もう何時間前に登りはじめたのかわからなくなってきた。
私はどこに向かって歩いているのか。

12:20分頃に沢にたどりついた。開始から2時間ほど。ここが第三の水場だ。ということはようやく半分ほどきたということか。

ヒャッホー!水だー!

最後の水場だ。ここまでは持ち歩く水は控えめで歩いてきたが、ここで満タンに補給する。

今回の食糧はようかんのみ。
いくつ持ってきたのかは忘れてしまった。

水場から少し歩くとモッチョム太郎だ。モッチョム太郎の案内看板は非常に控えめ。
登山道から少し逸れたところにあるので見落とすと行き損ねることとなる。

道を逸れるといってもほんの少しだ。
わりとすぐそこにモッチョム太郎はある。

木に囲まれていて上の方のようすはよくわからないが、苔むしていて非常に生き生きとしているように見える。

標高800m。

木の根がすごい。これは岩ではなく木の根。これが板根というやつかな?よくわからない。
もしやモッチョム太郎の根っこか?いや違う、私はモッチョム太郎から登ってきたのだった。こんなところに根っこがあるわけがない。

ついに標高900mだ!ヽ(`Д´)ノナインオーオー!あと40m!

面白い形の木。ほんとに木なのだろうか。もしかしたらきのこなのかもしれない。

少し急な登りの先が開けていたので山頂かと思ったら違っていた。

神山展望台か。ここにきてやっと展望が開けた。ここにくるまでただひたすらにずっと森の中を登ってきたのだった。
せっかくの景色だが霞んでいて残念。
しかしここの標高が979mということだがモッチョム岳は940m…?
やれやれ世の中は計算通りにはいかないということか。

看板が落ちていたが薄汚れて消えかかっていて何の参考にもならない。

神山展望台からは降りが続く。私は登山をしているのではなかったのか?

979mの展望台と940mの山頂、降って当たり前だ。私の頭の中のファイティングコンピュータもそういっているが・・・やはり感覚的には違和感があるぞ!

木の合間をすり抜けて降る。

岩の壁の横を降る。とにかくしゃにむに降った。

ロープを伝って登ってゆく。上は開けているぞ。ついに登頂か!

違った。あれこそが私が目指すモッチョム岳山頂だ。

ここからも集落がよく見える。霞んでるけど。

またロープを登る。

ようやくたどりついたな。ここで振り返ってみたがモッチョム岳の花崗岩の一枚壁はガスに包まれてよく見えなかった。

ここを登ればついに登頂だ!ロープを使ってもなかなか登りにくい形をしているが、岩自体はよくグリップするのでなんとかよじ登る。

14:30。かるがも隊長、ついにモッチョム岳のトップに立つ。

おめでとうございます!

辺りはガスで真っ白。
もしかして私は天国まで登ってきてしまったのか?

一瞬ガスが晴れて海岸線が見えた。霞んでるけど。
とんぼが飛んでいるね。
さあてそろそろ帰るとするか。帰りも過酷だ。気をつけてゆくこととしよう。

下山中、何かがピョーンと飛んでいると思ったらカエルだった。
ヤクシマタゴガエルというカエルらしい。
無事カエルということか。うまくオチが決まったな。

おわり

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