そびえ立つ道路、手結港可動橋

何だあれは。安芸市の秘境、伊尾木洞の偵察を終えて高知市街に向かい国道55号線を走っていると不思議な建設物が目に留まった。

家々の合間から不自然に突き出している壁のようなもの。
これは探検を志す者としては調査をしなければならない。私は予定を変更し、現地に向かってハンドルを切った。

むむ、そびえ立つ路面。
いったいどういうことなんだ、これは。
道路とは車両や人が通行するために地面を走っているもののはずだ。
私の中の常識が覆される。
路面の手前に踏切のように遮断機があるがまさか電車が通るわけでもあるまい。
さっそく調査を開始しよう。まずは右手にある階段を登って近づいてみるとするか。

上から見てみると向こう側は水路となっていて向こう岸にも遮断機が設置されているのが見える。

水路の先はどうやら港となっているようだ。
何やら立札が見えるな。この施設についての情報が得られるかもしれない。よし見に行ってみよう。

この港、手結港は今から360年ほど前の江戸時代初期の1,657年に地の利を得て竣工したというようなことが書いてある。

謎の建築物の横をよく見ると桁下2.0mと書いてある。
いったい何が桁下でどこが2.0mなのか…。謎は深まるばかりだ。

港を散策してみる。
小さな港だ。江戸時代に作られたということで人の手で積み上げられたであろう石にコンクリ製の港とは違う風情を感じる。

歩いて5分ほどで一回りできてしまう。

再びよく観察する。
いったい何なんだこれは。
ガードレールに柵。生意気に歩道まであってまるで本物の道路のように見えるが、こんな道路はありえない。
地元の芸術家によるアート作品なのだろうか。

ん?なんだ?なんだかさきほどより角度が落ちているように見えるぞ。

いややはり間違いない。
ゴゴゴゴゴゴ・・・!

ゆっくりとだが確実に降りてきている。
いったい何が起こっているんだ!もう頭の中がグチャグチャだ!

あっという間に橋が架かってしまった。
橋の上を行き交う車が見える。

恐る恐る近づくとさっきまで立ち上がっていた道路がすっかり普通の道路のようになってしまっている。

渡ってみることとした。
振り返ると散歩中の犬もテトテトと渡ってくる。
普段の散歩コースなのだろう。
アーティスティックな謎の建築物は港周りをショートカットするために作られた跳ね上げ式の可動橋だった!

しかし港を回っても車で3分もかからないのになぜわざわざ可動橋を架けてまでここに橋が必要だったのか。
見たところ通行量もそれほどではない。
疑問は残るが今の私の調査能力では調べるすべがない。
調査能力の向上が今後の課題だ。
気になる人はgoogle検索でも使って調べてほしい。

ちょうどこの看板の裏が無料の駐車場となっていて10台弱くらいは停められるようになっていた。

手結港可動橋(ていこうかどうきょう)
高知県香南市夜須町にある手結港の入口に架けられている約6分間で開閉する長さ32.8メートルの可動橋。港に出入りする船の邪魔にならないように、ほとんどの時間は橋は空高く跳ね上がっており定期的に開閉される。この橋が渡れるように架かっているのは一日のうち約7時間程度である。
可動橋の通行可能時間
6:30~8:00
9:00~10:00
11:00~12:00
13:00~14:30
15:00~16:00
17:00~18:00
所在地:高知県香南市夜須町手結
料金:無料
駐車場:無料(普通車9台)
交通アクセス:
高知自動車道高知ICから、車で30分
土佐くろしお鉄道夜須駅下車、徒歩9分
とさでん交通バス「夜須駅」下車、徒歩9分

おわり

=手結港可動橋

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